多汗症の治療はどうやるの?
多汗症は、身体が体温調節の必要な状況にないのにもかかわらず大量の汗が出る病症をいいます。多汗症は、正常な汗かきとの区別が難しく、どのくらい汗が出れば多汗症なのかという線引きができにくい病気です。多汗症には、ホルモンの乱れから生じる場合の多い全身性多汗症と、手のひら、足の裏、わきの下、頭部などの局所に発生する局所性多汗症があります。局所性多汗症は、自律神経の乱れで生じる場合が多いようです。
多汗症の治療には、通常、薬物療法を使います。多汗症が他の病気が原因となって発症した場合には、その病気を治すことに専念します。他方、多汗症が精神的ストレスから生じたものである場合には、精神安定剤が処方されます。精神安定剤は、多汗症に直接的に効くわけではなく、間接的に、交感神経への偏りを調節することで副交感神経にスイッチさせ、心身に緊張がない状態を招来させることで、正常な出汗機能を戻す作用をします。また、汗をかく場合に出るホルモンに直接作用する薬剤もあります。この薬剤では、汗腺からの汗の出を直接止めるので、全身の汗腺に作用します。その結果、口が渇く、便秘や胃腸障害が起こりやすいなどという副作用が出る可能性があります。
薬物療法に加えて、食事療法も併用するとよいでしょう。油脂や肉の脂肪分、香辛料などは体温を上昇させ発汗しやすい状況を作り出すため、極力避けます。


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